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2002年11月 アーカイブ

2002年11月05日

こたつの季節に

11月にはいったとたんに寒さをツーンと感じるようになったのは、気のせい?
とうとうコタツをだしちゃいました。今年もストーブなしで過ごせるように、がんばってみよう。

こうやってみると、前月の中旬から半月以上ご無沙汰していた日記。

その間に、寒い話と感動的なシーンに出会いました。

まず、泣けてしょうがなかったのは拉致されて24年ぶりに帰国できた5人の人たちのこと。とくに曽我ひとみさん、お父さんと抱き合うシーンには、何度も涙しました。

しかし、いまそれぞれに、24年間の歳月の長さの残酷さを見ているような気がします。24年間にきずきあげた新しい生活、そのなかできずきあげた家族…一日も早く、家族といっしょに暮らせるようにという、曽我さんの切々たる訴えに、また涙してしまいました。

そのためにも、日朝国交正常化交渉が成功することを期待してます。

あと、寒い話は、イラク攻撃を是が非でもすすめようというアメリカの動き。

イスラム諸国の反発はすさまじく、ゆうべのニュース特集では、パキスタンというイスラム教徒が多数の国のなかで、キリスト教徒が暴力を受けているという、なんとも痛ましい話も。

でも、もっと寒かったのは、その状況についてのアナウンサーのコメントの方でした。

“汝隣人を愛せよ”の精神で、なんとか打開してほしい
というもの。あきれて一瞬、開いた口がふさがりませんでした。
言うんだったら、これまで共存できていた人びとの間に憎しみのタネをまいた根源についての言及があってしかるべきだったと思うんです。

イラクとアメリカとの摩擦は、宗教紛争では、けっしてありません。世界のあらゆる国ぐにが、おのおのの国柄をみとめつつ、平和的に共存できる世界をというのが、第二次世界大戦後の国際ルールの根本にあったはず。それを難癖つけて、根こそぎなくしてしまおうという姿勢にたいして、イスラム諸国やアジア諸国が反発しているのです。

日本がアメリカの視点でしか物を見られない限り、世界の平和を願う大きな潮流から置いてけぼりをくってしまうのではないでしょうか。

2002年11月06日

STAR TREK : VOYAGER

スター・トレックの原点に立ち返ったようなドラマだと思いました。女性が艦長というのも、時代の趨勢の反映でしょうか。このシリーズでは、女性がたいへん毅然としていて、清清しいのです。男性の紳士的態度というか、対等な関係というか、とても示唆に富んでいると思います。

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このシリーズでは、「新世代」シリーズで登場し、人間性の問題でクローズアップされた機械人間ボーグが途中からメインキャストとなって、たいへん興味深い物語が語られています。人間の個性とはなにか、人間のアイデンティティとはなにか……。近代社会の人間にとって、たいへん奥深い考察だと思います。

DS9で描かれた宇宙の覇権闘争よりも、銀河宇宙よりも遠くはなれた未知の宇宙域で試行錯誤するという設定が、一番はじめのシリーズStarTrekの設定により近いものがありました。

「新世代」シリーズで、危険な訓練のために仲間を犠牲にしてしまったチームのキャプテンだった青年が、このシリーズでは復活して、重要な操縦士として登場しています。はたまた、惑星連邦に敵対するテロ集団とも和解して構成されている乗務員。なかなか複雑な人間関係です。それなのに、ドラマがすすむにつれて結束がかたくなる乗組員の雰囲気が自然に感じられるのは、シナリオ設定の説得力と、キャスティングのよさでしょうか。なんといっても、艦長が女性だというのは、その結束力を保持するうえで、彼女の毅然たる態度とあいまって、たいへん大きな説得力をもたせています。

でも、このシリーズにいたって、つくづく考えさせられたんです。

人類が地球上での相互戦争や紛争を解決し、乗り越えて、はじめて他の宇宙域に飛び出ることができます。そういう段階は、他の惑星の知的生命体にとっても同様に求められる段階だと思うんです。したがって、異なる生命体間で、戦争行為がはたしておこりうるか、ということが、大きな疑問となります。戦争行為に訴えることの愚かさを充分にわきまえている段階にたっしたどうしが、広大な宇宙の中で出会うわけで、そういう関係のなかで、戦争状態が生じるわけがありません。

だいたい、武装している宇宙船なんていう設定が不自然だと思うようになりました。

なんだか、地球上で、おこっている地域紛争や国家間紛争を宇宙に移しただけのような描写に出会うと、うんざりしてしまいます。

今度、また新しいシリーズがはじまるそうですが、はたして、最近のアメリカの一国覇権主義とでもいうべき、狂信的なナショナリズムまるだしのシリーズにならないことを祈ります。

2002年11月26日

CGI設置

きのうの雨がウソのように晴れ上がった甲府盆地でした。定休日だったもので、ちょっと遠出して、市内大手の書店まで足をはこびました。

CGIで設置できる検索フォームがおまけについていそうな本を探すためです。

KENTさんの本が刊行されていると聞いたので、これ幸いと思ったんだけど、頼みのKENTさんの本に掲載されていた「検索エンジン」というのは、「Yahoo」とか「Google」みたいなもので、サイト内検索のフォームではない。

ほかにないかと探していたら、ありました。「とほほのWWW入門」の杜甫甫さん作のフォームをもとに、CJ-Clubさんが発展させたものだそうです。さっそく、そのおまけ本を購入。

ついでに店の奥に足をはこんだら、かの『ハリー・ポッター』シリーズの第4巻目、『炎のゴブレット』がどっさり山積み。

お金ができたら買おうと思っていたから、「ええい!」と買ってしまった。

その勢いで、瀬戸内寂聴さんの『釈迦』も買っちゃった。

しばらく外食は控えねば……。

帰宅してさっそく検索フォーム設置にとりくみました。

途中まではたいへんわかりやすく、簡単だなあと、さくさくすすんだのですが、さて、検索されたファイルにしめされているURLに入ろうとすると、「あれ、URLがちがう!」……。

実は、BIGLOBE、途中からサーバーをCGI設置専門のやつと、通常のWebページ用のやつに分離したのです。すると、CGIのファイルをおいたところから、検索されたファイルにもどろうとすると、一番あたまに、“cgi”っていうのがついてるもんで、

http://www5c.biglobe.ne.jp/~kyawa/capital/vol1/ch01.htm

に入ろうとしたのに

http://cgi.www5c.biglobe.ne.jp/~kyawa/capital/vol/ch01.htm

にリンクしてるから、入れない……。ううっ……。

こりゃ、本格的にCGIを勉強しないと、ダメかなあ。こういうときに応用きかなくなっちゃうんだよね、基本を知らないと。

2002年11月27日

大きなのっぽの古時計

いま、平井堅の歌う「大きなのっぽの古時計」がけっこう人気だそうですね。私はきらい。彼の歌い方が。

これくらいメジャーな歌というのは、人それぞれに思い入れがあるもので、私にとっての思い入れと、彼の歌い方、とくにあの変にのびるビブラートというかこぶしというか、そういうのとは、合わないんです。

職場の昼休みにその話をしたら、えらく反発されてしまいました。

でも、私にとってはそうだからしかたない。

2002年11月29日

拉致問題のゆくえ

昼に、いつもの食堂でひさしぶりの客とよもやま話をしていて、拉致被害者の家族の話になった。その客は、北朝鮮にいる被害者らの子どもや家族のことを心配していて、

「彼らはいったん帰すべきだし、帰るというべきだ」

というのだ。

もちろん、そうなるに越したことはないし、私もはじめは、彼らがいったん北朝鮮に帰るものだと思っていた。

でも、24年ぶりに再開した日本の家族の気持ちも痛いほどわかる。

北朝鮮という国が、わけのわからない国だからこそ、これでまた帰してしまったら、ふたたびまみえることはなくなるのではないか、という気持ちになるのも無理はない。だから、被害者の家族や友人が、とどまるよう説得したのも無理からぬことだと思うのだ。

むしろ、私が気になったのは、まわりの反応だった。

マスコミや一部野党や与党内のタカ派。

これまで拉致問題をほとんど無視していた彼らが、ことさらに騒ぎ立てる。マスコミの取材攻勢は、いつものことだが、ことはあちらに残されている家族をふくめた人命にかかわることだから、余計、彼らマスコミの無神経さにあきれてしまった。

それに、もっともまずいと思うのは、拉致問題の報道のさいに、日本が朝鮮を植民地にしていて、強制的に、つまり拉致して、日本国内に連行してきたおびただしい朝鮮人の存在があった歴史的事実をふまえていないことだ。

日本国内にある朝鮮人学校の生徒にたいする暴行やいやがらせが多発しているという。まったく、おなじ日本国民として、そういうことをするやつらの存在が情けない。拉致事件を引き起こしたのは、北朝鮮政府であって、国内に残されている在日朝鮮人の人々は、むしろ、日本が引き起こした戦争の犠牲者であって、拉致事件の加害者ではない。

北朝鮮の拉致事件というのはもちろん国際法上も、人道上も許されないことだし、だからこそ、今後の事実解明のためにも、国交を断じて開かなければならないと思う。ルートを断ち切ったら、解明の一歩が開けた道筋を断ち切ってしまうことになる。

帰りたいけど、帰れない……。とくに曽我ひとみさんをみていると、切々と思いがあふれているような気がする。曽我ひとみさんがいっていた。「自由に、里帰りで行き来できるような関係になるように望んでいる」と。ほんとうに、そうだと思う。そういう国どうしの関係を築くことしか、この問題をほんとうに解決する道はないのだと思う。

さっきの客は、国交回復以前の段階でも、拉致被害者とその北朝鮮の家族だけでも、自由に日本と行き来できるような、特別パスを発行するという措置をはかればいいじゃないか、といっていたが、それもいい手だと思う。

拉致事件の真の解決のためにも、北東アジア地域の安定的平和のためにも、無責任な報道や、政治哲学をもたない政治屋の無責任発言に、ぜったい惑わされないようにしたい。

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