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2002年08月 アーカイブ

2002年08月03日

“ファイヤーウォール”の大切さがよくわかりました

常時接続態勢にしてから、しばらくたってるのに、いまさらのようなことをほざいておりますが、さいきん、あらためてファイヤウォールは不可欠だということを思い知りました。

というのも、ここ1週間くらい前に、プレインストールされていたヴィルススキャンが期限切れになってしまって、このままでは、新しいウィルスに対応できないから、ウィルススキャン・オンラインの購入をおすすめします、とかなんとか言われたので、購入したんです。そしたら、ファイヤーウォールとか、プライバシーサービスとかのソフトの紹介もあって、「インストールしておいたほうが安全性が高まります」と指示があったので、言われるがまま、とりあえず、無料の30日間お試し版をインストールしたんです。

そしたら、な、なんと、インストールした初日だけで2回、次の日には4回、その次の日には5回くらい、外部から、私のコンピューターに入り込もうとした形跡が知らされていました。その時点ではブロックされたのですが、これまで、なんど、探られたんだろう、と考えたら、ほんとに常時接続状態って、こわいなあと思ったんです。

このファイヤーウォールソフトには追跡機能があって、どこのコンピューターが接触しようとしてきたかが分かるのですね。それで試しに追跡したら、上海とか、ドイツのなんちゃらとかいう町とか、アメリカの南東部の町とか、オーストラリア北部の町とか……。げげっと思いましたよ。

ハッカーと呼ばれる人たち、あるいはグループというんでしょうかね、そういう人のことを聞いたことはあったし、ファイヤーウォールという言葉は知っていたけれど、これだけ、外部からの接触に、自分のコンピューターが無防備状態だったということを感じたことはありません。

お試し版で、その不可欠さが十分わかったので、30日後にはさっそく正式版(?)を購入するつもりでいます。

2002年08月04日

STAR TREK : DEEP SPACE 9

たいへん巨大な宇宙ステーションが舞台で、それも、もともと他の天体の人類が支配していたものを惑星連邦がぶんどったんですね。そこらへんの事情が描かれた回は、私は見逃しているのですが。

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このシリーズもたいへん長期にわたってつづけられたようです。この“Deep Space 9”と名づけられたステーションの総指揮・総監督をまかされたキャプテンの子どもが、いつの間にか、青年になっちゃうまでつづくんです。
特徴的なのは、ワームホールで、別の深宇宙へと行き来できる、そのワームホールのそばにあり、そのワームホールを守るステーションでもあるし、他の天体の人類との商業なども含めた外交的中継点ともなっているという設定。

ワームホールかあと思いました。さすがに、宇宙への認識の深まりとともに、ドラマ設定も手の込んだものになるんですよね。

ただ、このシリーズ、前半はまだよかったんだけど、後半になると、宇宙大戦争がはじまって、覇権争いに、ステーションがまきこまれてゆくんですが、惑星連邦の対応を見ていると、“我こそ正義なり”って感じで、いまのアメリカの行動をそのまんま反映しているようで、辟易してしまいました。
また、ほかにもドラマには興味深い複線が用意されています。ワームホール内には、エネルギー生命体がいて、知的にもたいへん発達しているという設定とか。その知的生命体を“神”として信仰対象としている種属がいて、その人たちは、それまでDeep Space 9によって侵略的種属から支配されていたのを、惑星連邦が解放してくれた、そのキャプテンは、その“神”が選んだ人物なのだ、とたいへん信頼されているとか。それが、その後のストーリー展開のなかで、重要なモメントになったりするんですね。

でも、Star Trekらしからぬ雰囲気のシリーズではありました。

2002年08月05日

ツクツクボウシが鳴いていました

8月にはいればすぐ秋だよな……。そう書いたのはほんの数日前だったけど、こんなに早く秋の気配を感じようとは思わなかった。

ゆうべ、もうすぐ日が暮れるぞ、という時間帯でした。「ツクツクホーシ、ツクツクホーシ」って鳴いてるんだもの。あれ、もう鳴きはじめちゃったよ、ってちょっとびっくり。

2002年08月06日

きょうヒロシマの日

いま、NHKスペシャルを観ています。涙がとまらない。57年を経て、生き延びた人も心の傷をかかえて生きてこざるを得なかったということの重みに。

いま世界に存在する核兵器にくらべれば、ヒロシマ型原爆、ナガサキ型原爆は、桁違いに威力の小さいものだったが、世界ではじめて、都市という人口密集地域に、大量虐殺を目的に投下された核兵器であったことの凄まじさを実感する。これまで、意図的には、核兵器が都市部など、人口密集地域に使用されたことは、まだないけれども、現実に、“戦略”と称して国家首脳部が想定している。このおそろしさ。

きょうは休日だったので、リアルタイムで広島平和記念式典の中継を観た。

広島市長の「平和宣言」
http://www.pcf.city.hiroshima.jp/index2.html
を聞き、小泉首相の「あいさつ」も聞いた。

広島市長は、アメリカ政府首脳が核兵器使用も含めた報復・先制攻撃を表明していることにたいして、批判し、日本政府は、憲法九条にもとづいて、報復の連鎖の中止と核兵器廃絶への外交的イニシアチブをとるようよびかけた。

しかし、広島市長がもっとも言いたかったであろうこの内容は、その後のNHKのニュースでは一言もふれられないままであった。それどころか、いまの現状では空文句にすぎない、小泉首相の「非核三原則」の堅持表明ということを強調して報道する。

私は、あまりにも、ひどい報道姿勢だと思ったので、昼間のニュースのときに、NHKに苦情を言った。いま報道されているNHKスペシャルのような良質の番組が、スタッフの努力で製作されている一方で、こと政治的報道をめぐっては、あまりにも情けないと。

2002年08月09日

きょうナガサキの日

長崎市長の平和宣言
http://www1.city.nagasaki.nagasaki.jp/abm/index.html
をリアルタイムで聞きました。広島市長の平和宣言よりも、よりつっこんだ内容だったと思います。

ヒロシマとナガサキ、この地名に象徴される事件の、人類史的重みというものを、改めて感じます。

長崎市長は、より直接的にプッシュ大統領のとる核戦略にたいする怒りと即時転換を求めていました。また、非核三原則見直し発言にたいしては、「長崎市民の心をふみにじるもの」と、より強く批判しています。

広島市長と長崎市長、このお二人の「平和宣言」のなかにこめられた願いと、率直な問題提起を、私たち日本国民全体が、真摯に受けとめ、実践しなければならないと感じています。

2002年08月16日

野坂昭如

はっきり言わせてもらいますと、いわゆる「変人」というか、そういうふうにこの人のことを見ていました。それが大変換したのが、例の「火垂るの墓」というアニメーションの原作者という肩書きでした。

あのアニメ、「となりのトトロ」との同時上映だったのにもかかわらず、私は、時間の都合で、「火垂るの墓」しか見られなかった……。後輩から、くれぐれも、と注意されていたんです。絶対に、火垂るの墓を最後に見ちゃダメだと。それなのに、そうなってしまって……。
そのとき、一緒に見ていた人と、近くの喫茶店に入りました。言葉がでない。口を開こうとすると、嗚咽しそうで……。
「ボク、ダメなんだよね、ああいうの」
というのが精一杯で、もう涙なみだでありました。

原作を読んだのは、そのしばらく後でした。アニメーションの構成と、ストーリーは同じなのですが、情感がちがうのですね。原作は、少々、“ユニーク”というか、皮肉が混じったもので、それで癒されるというか、クッションがあって、意外に冷静に読めたのですが、アニメの方は、あまりに切なすぎて、もちろん、とてつもなくリアルで、すばらしい作品であるにはちがいないけれど、もう二度と観る勇気がない、そんな作品でした。

その彼の原作を読みたくなった、二度目の契機が、今年のNHK・FMのラジオドラマでした。
彼の書いた戦争童話のなかから、「干からびた象と象使いの話」というのと、「凧になったお母さん」という2編をラジオドラマ化したものでした。
そのラジオドラマを契機に、原作本を購入して、読みましたが、プロデューサーの手腕でしょうか。ずいぶん、ニュアンスがちがいます。原作本にある、ある種の皮肉は、まったく削りおとされて、野坂昭如氏の、原体験の、あるいは、聞き取りの、リアルさが迫ってくる、いい番組でした。
ラジオドラマを聞きながら、少々酔っていたせいもあるでしょうが、とめどなく涙をながしながら、聞き込んでいました。原作も、そのドラマにおとらず、その時代の切なさと、残酷さと、理不尽さを、ものの見事に感じさせてくれるものでした。

それで、きょう、本屋にいって、購入しました。『戦争童話集』(中央文庫)。安いです。消費税込みで、450円です。ぜひ買って読んでみる価値のある作品です。って、宣伝マンじゃないですけど、そう思いました。
普通の人びとがまきこまれたのだと……ほんのささやかな幸せを望んでいた人びとが、これ以上のない地獄を味わったのだと……。そういうことを、ほんとうにつくづく実感できる作品群です。

いま、また、「有事立法」なるものが、国会に提出され、今度の国会でも、提出されそうだとのこと。
あの憲法九条にこめられた、幾千万の人びとの無念は、どこで生かされるのか。
いま生きて、議会制民主主義という建前のなかで生活している私たちが、それを受けとめて、生かす以外に、彼らの鎮魂とはならないんだと、ほんとうに、つくづく感じた戦後57年目の夏でした。

2002年08月17日

戦争童話集

『戦争童話集』(1980年初版発行・中公文庫)

参考に、編集されている“童話”(注文しようとした書店の20代の店員から、「児童書ですねえ」とけげんな顔をされました。「そりゃ、童話集ですから、当たり前でしょ」って答えましたが。おとなが読んで、なにが悪い!)を紹介します。

  1. 小さい潜水艦に恋をしたでかすぎるクジラの話
  2. 青いオウムと痩せた男の子の話
  3. 干からびた象と象使いの話
  4. 凧になったお母さん
  5. 年老いた雌狼と女の子の話
  6. 赤とんぼと、あぶら虫
  7. ソルジャーズ・ファミリー
  8. ぼくの防空壕
  9. 八月の風船
  10. 馬と兵士
  11. 捕虜と女の子
  12. 焼跡の、お菓子の木
どれも、子どもや、動物たちが主人公の話ばかりです。

どの話も、私は朗読が好きなので声に出して読みすすめるのですが、途中でどうしても読めなくなってしまう……。あまりに切ないお話ばかりで。でも、実際にあったことの数万分の一の、その象徴としてのお話なのだということを、思いながら、それで、なお、切なくなって、涙なしにはさきを読みすすめられませんでした。

なにより、戦争という、一部のおとなが政治的に引き起こす事柄のなかで、もっとも被害を受けたのは、もっとも弱い立場の子ども、女性、動物たちだったということ。その切なさが胸にしみます。

野坂氏の童話のなかには、侵略者としての日本人が、あの8月15日を境に、侵略地で、どのような行動をとったのか、ということにもふれて、そのなかでも一番、しわ寄せをくったのは、赤ん坊や幼児たちだったことを、きちんと描いています。

2002年08月22日

さいきん楽しみにしてるテレビ番組

とくにNHKのニュース番組にはとんと期待してないのはもちろんだけど、さいきん楽しみにしてるのが、朝の連続テレビ小説ね。

いまは「さくら」ってのをやってます。それからそのちょっと前に、NHK教育で放映してる「おじゃる丸」ね。いまは朝の楽しみと言えば、おじゃる丸を見て、すぐ「総合」にチャンネルを切り替えて「さくら」を待つわけ。その間に流されるニュースに、毎日立腹している日々であります。そのことは、追々、気が落ち着いたら、このページにも書き込みます(って、さいきん散々書き込んでるけどさ)。

それから、さいきん夜、楽しみにしてるのが、やっぱりNHK教育の番組で、アクターズ・スタジオ(かの有名な。わたし、あこがれてました。スタニスラフスキー・システムとか、ストラスバーグとかによって確立された演技実践原理)がプロデュースしてる、著名俳優へのインタビュー・シリーズ。勉強になるし、人生訓っていうのか……そういうのに。

個性があるのね、みんな。出演する人それぞれに。それがまたいいんだよね。スクリーンでは見られない、素の俳優の個性が垣間見られて(っていうのも、一応、カメラがまわっているわけだし、まったく演技してないわけないじゃない)。

あ、いま、むかあしむかしに購入して読んだ『メソード演技』(エドワード・D・イースティ著、もちろん翻訳物)を開いたんだけど、いっぱい線が引っ張ってある……。なつかしい。

実は私、かの『ガラスの仮面』に影響されまくりまして、高校生のときに演劇部に所属し、大学でも演劇に手を染め、そのために、生活破綻を期してしまった典型的人間なのであります。大学生活けっこう長かったあ。

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