正直怖い……でも、絶対ゆるせない
いまさらなにを、と言われるかもしれないけど、おとといからのニュースを聞いていて、怒りよりも、あっけにとられるというか、ゾクゾクっとしたというか、なにか身の毛がよだつというか……そんな感覚におちいってしまったのです。
って、なんのことやらってかんじですけど、例の「非核三原則」“見直し”発言をめぐるニュースのこと。
明らかに、アメリカ政府の意向を意識した言動が、さいきんたてつづけに行なわれていて、そりゃ当たり前の帰結でしょ、って考えればそうなんだけれども、まさか、ここまで開き直るとは、正直思わなかった。
福田康夫って人がその発信元らしいけれど、そのあとの小泉首相の「どうってことない」っていう発言の企図するものも、怖い。あの小泉っていう人、単に“おバカ”じゃないな、と思ったわけです。かなりパフォーマンス的な効果をねらっているな、と。だって、ある意味、肯定もしなければ否定もしないってポーズだけれど、外交的にみたってえらく重大な発言を、結局、「どうってことない」といって“無視”“問題視しない”というやり方で、否定してないってことなんだから。つまり、否定しないってことは、肯定しているってことなんですから。
絶対、絶対、絶対許さない。
幾千万人のアジアの人たちと、幾百万人の同胞の犠牲のうえに成立しているいまの法体系のもとで、絶対に両立できないし、パキスタンとインドとの緊張が高まっているときの、被爆国の政府の発言としてもあまりにも重大すぎるし、許されない。
あの人たちは、きっと戦争をおこしたいのです。でも、私は徴兵されるのはいやだし、日本の同胞が、他国の人たちを殺すのもいやだ。ましてや、核兵器の使用、保持が「理論的には否定できない」なんて……。私は、理論的に否定します。核兵器は人類がつくりだした現存するもののうちでも、一番の失敗作だけれども、人がつくったものだから、かならずなくせると確信している。あんな無差別大量殺戮のためだけに存在するものが、なぜ、いまの国際社会に必要なのか。必要じゃないでしょ。日本国憲法は、はっきり、武力の保持を拒否しています。ましてや核兵器の保持などは論外です。もし、「理論的には否定できない」というんだったら、その人は(現にでてきちゃったんだけど)日本国憲法を読んだことがないか、意図的に読もうとしないし、理解しようとしてない人です。